債権回収会社からの督促
おはようございます、スタッフの鈴木です。
さて、債務者が弁済を怠ってから数年後に、債権回収会社より過去の未払分を請求してくるケースがあります。
一見すると、債権回収会社からの督促ですので、法律上正当な請求のように感じるかもしれませんが、未払分自体が法律に規定された時効にかかり消滅している可能性があるのです。
債権回収会社は、わざわざ時効により債権が消滅していることを教えてくれることはありませんし、過去の裁判例におきましても、【法の不知は、法の保護に値しない】趣旨の結論が出ております。
非常に不親切な請求行為と言えますが、法律に不勉強である点は反省すべきところでもあります。ですが、リスクのあるすべての法律実務を事前に知ることは我々でも非常に困難を伴うものですので、リスクに対し少しでも違和感を持ち、「気になる事柄があれば、可能な限り確認すること」が大切だと思います。
もちろん、お近くの司法書士や弁護士に相談して意見を聞くことも必要です。
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